看護師が長く働き続けるためには、ワークライフバランスを考えることが必要不可欠だ。そんなワークライフバランスを考える上で必要なポイントが、ある程度予測できるライフイベントへの対処法を考えておくことである。看護師として働き続ける中、結婚や出産育児、両親や義理の両親の介護などのライフイベントが起きることはある程度予想できる。特に結婚した場合は妊娠出産と育児をする可能性は高くなるし、結婚しなかったとしても両親の介護をする可能性は視野に入れておかなければいけない。このような事前に予測できるライフイベントが発生した場合、どのように対処するのか考えることで冷静に対応することができる。またライフイベントの対処法を考えることそのものが、生涯現役で働くことができるのかどうか現実的に考えるきっかけにもつながる。結果としてワークライフバランスをどのように取るべきなのか、ライフイベントごとの対処法を踏まえて動きやすくなる。ほかにもワークライフバランスを維持するためのポイントとして重要なのは、時には休職することも視野に入れることだ。どんなに現役で看護師を続けたいと思っていても、病気や怪我など何らかの理由で仕事を続けることが難しくなる場合もある。そのような時に無理をしてしまうと身体的にも精神的にもバランスを崩してしまう可能性が高く、ワークライフバランスも崩れてしまいかねない。このため必要に応じて休職することも視野に入れると、身体面と精神面のバランスを維持しやすくなるのだ。