ワークライフバランスを重視しながら看護師として働きたい場合、職場はいくつかの条件を満たしていることが望ましい。まず一つ目は、夜勤のない職場であることである。規則正しい生活を送ることで、自律神経が整い、自分自身の健康管理がしやすくなる。また、保育園など子供を預ける施設も日中のみの預かりとなっていることが多いため、子供や家庭を中心にした生活ができるからだ。二つ目には、休みの取りやすい職場であることが挙げられる。有給休暇があったとしても、有休消化率が低い場合は、その職場は休みが取りにくい環境といえる。消化率が高い方が、休みが取りやすく、ライフワークバランスを充実させている人が多い職場なのである。そして、三つ目のポイントは、残業が少ない職場であることだ。残業が蔓延している職場では、なんとなく帰りにくい雰囲気を感じ、つい自分も残業してしまいやすくなる。残業の量は医療機関によって異なるため、転職先を探す際にはあらかじめ確認するようにしたい。看護師という仕事は、病院だけでなく保育園や介護施設、健診センターなど様々な職場でその能力を活かすことができる。そのため、職場はとても多くの選択肢の中から選ぶことが可能だ。常勤でこれらの条件に合ったものを見つけるのが難しいと感じる場合は、パートや派遣などの雇用形態も視野に入れておくとよい。常勤に比べると精神的な負担も少なくなるため、ワークライフバランスが取りやすくなるだろう。